吊り戸棚|ガッチガチに固定してもらった

吊り戸棚、キッチンの垂れ壁内側には大体付いていますよね。
目線より上に付けるので、物の出し入れは腕を上げる動作が伴い届かない時は踏み台をわざわざ用意したり・・・と、お世辞にも「使いやすい!」とは言えないかもしれません。できれば食器など収納は目線より下にある方が使い勝手は楽なので、なるべく吊り戸棚頼りにはならないよう設計したい気持ちはあります。

しかし坪数の小さなお店は厨房スペースも狭くなりがちで、わざわざ食器用にキャビネットを置くこと自体が難しいことも多々あります。
そんな時、厨房機器の上の空いたスペースに大きく収納量を確保できるこの吊り戸棚はとってもとっても強い味方に。
多少の使用感よりも、そもそも収納出来るか出来ないか、これが優先なのは当たり前です。

今日は、この吊り戸棚をカッコよく丈夫に取り付けて貰ったお話をします。

吊り戸棚の固定方法は、主に3つです。
(1)上から吊り下げる
(2)壁に固定する
(3)下から支える

多くのパターンは(2)です。天井から数十cm下りている垂れ壁に固定する方法です。
(3)は天井にエアコンがある場合など、柱もデザインとして支えるような方法ですね。あまり見ませんが、デザインしてみたことはあります。いつか然るべきタイミングが訪れればやってみましょう。

今回やってもらったのは(1)上から吊り下げる方法です。
木の特注の戸棚を、角パイプを使って、鉄骨造の天井に吊り下げてもらいました。

まだまだ周りが出来上がっておりませんが、
天井から細〜〜い鉄の棒でぶら下がっていることがお分かりいただけると思います。浮遊感がステキですね。

この吊り戸棚には、実は凄い秘密が隠されています。
なんと・・・・・・・

全っ然、揺れないのです!!!!

ブランコをイメージしてください。
上に1点だけの固定だと、重りは振り子のように自由に動いてしまいますよね。
こんな重たい家具がぶら下がれば揺れてしまうのが普通なのです。

そう、固定の仕方が、違うのです。それはもうガチムチになされているんです。

具体的にどうなっているのかというのは、こっそりお伝えしますね。
まずは天井裏の写真をご覧ください。

・・・・・?・・・・・ですね(笑)
そう思って、図解もご用意しました
(こそこそ)

天井の一番上のデッキプレートにアンカーを揉んで(という言い回しで合っているのか自信ありませんが)、天井の下地となる野縁受けに溶接で固定という2箇所での固定をしています。ついでに下地ボードも角パイプが通るだけの穴しか開けていないのでそこも振れ止めとすれば・・・ガッチガチの3箇所固定!!

これはもうよっぽどの事がなければ揺れないでしょう。
それにしても、なんて丁寧な施工なのでしょうか。現場で感激してしまいました。

店舗のデザインの良し悪しはは見た目だけではありません。
お店として長い間安心して営業できるように、ある程度は耐久性にも気を使う必要があります。

これからも、施工部隊の大きな力を借りながら、より質の高い空間に仕上げられるよう
工夫していきたいと思います。

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