ダイノックシート、便利ですよね〜。
リメイクシートなんて呼ばれることもあるように、元々の素材の上から
ピッタリ貼ると、素材の表情を簡単に変えることができます。
無色のいろんな色も、石目調も木目調も、はたまた錆柄なども種類豊富。
素材としての特徴は、塩化ビニル性で、耐久性があり傷や汚れに強いこと。
屋外で使用できる商品もあります。
大体どこにでも貼れるので使い方は無限大です!
私が店舗のデザインでよく使う部分は、主に以下です。
(1)出入り口のサッシ
(2)汚れや傷が付きやすそうな部分にクロスの代わりとして
この2つのシチュエーションが多いですね。
(1)出入り口のサッシ
これは、お店の印象を左右するファサード(外観)に大きく影響があるから。
例えば、このシルバー色のアルミサッシ

アルミサッシは清潔感があって、何でも合わないことはないのですが
ちょっとヴィンテージ感のある店内のイメージには合わなくなってきました。
ということで、ダイノックシートを貼ってイメチェンすることに。

どうですか・・・一瞬にして、この、重厚感。
取っ手は丸いので貼れないのですが、パッと見た感じの印象が劇的に変わりました。
味わいのある鉄のような質感のダイノックシートを貼っただけなのですが
アルミサッシのペラペラ感はもうありません。
近づいて見てみましょう。

か、かっこいい・・・・・!!!
こんな細かい溝にもフィットして貼ることができるんですね。
ちなみに、今回こちらの柄は
SangetsuのREATECという商品からお選びしました。
品番など詳しく知りたい方はご連絡ください(手元に無かったので割愛)。
(2)汚れや傷が心配な部分
広い面積のある壁などは、大体塗装をするかクロスを貼って仕上げることが多いです。
他にもタイルや石や木など壁の建材は様々ありますが、ご予算の限られる場合にはポイント使いのケースがほとんど。
そこで、ダイノックシートという選択肢!
人の出入りが多い、狭いところを人が通る、食事などこぼす可能性がある
水が跳ねやすい、などなどクロスなどでは心配な部分におすすめです。
例えば、こういうカウンターの後ろがメイン通路になる場合です。

階段のグレーの部分がダイノックシートです。
階段を上がるときに爪がガリッとなっても大丈夫。
カウンター席のお客様が椅子を後ろに引いたときに通ると壁に荷物などが擦れるかもしれません。
これなら簡単に傷がつくことがないので、長い間清潔感が保たれます。
注意点は、ダイノックシートはシール状になっているとはいえ
綺麗に貼るには施工の手間や技術が必要になります。ダイノックシートも対応できる職人さんが工務店ないしはクロス屋さんに居れば話は別ですが、ダイノックシートだけは専門業者に依頼することになると工賃が上乗せされるので注意が必要です。
DIYで上手に貼っている方々もおられますが、本当に器用です!!!
ダイノックシートのおすすめの使用例でした。実はもっともっと素敵な使い方があるかもしれません。
これからも素材の秘めたる可能性を模索していきます。
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